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2015.11.10 高麗の里28
        川越唐人揃い祭り 

  行列
         川越日氷川唐人祭礼絵巻   江戸時代

 11月15日(日)、川越市内で「川越唐人揃い祭り」ある。

 江戸時代まで川越は高麗郡(高麗の里)の領域内にあった。
 

   川越2
          今年の川越唐人揃い祭り ポスター


 川越唐人揃い祭りは朝鮮通信使の行列を模倣したものである。

 朝鮮通信使は江戸まで来たが、川越は一度も訪れていない。

 それではなぜ、朝鮮通信使を真似た「川越唐人揃い祭り」なのか?

 朝鮮通信使は朝鮮からの正式な外交使節団のことで、

 室町時代から 江戸時代にかけて200年間、 12回来日した。

 一行は 400~500 人にもなる大使節団で、学問・文化・芸術の第一人者が 半年から一年をかけて江戸までやって来た、日朝間の善隣友好の交流であった。

 朝鮮通信使行列の様子はとても華やかで目を引いた、 この行列を川越の豪商・榎本弥左衛門は江戸にて直接目撃した、川越に帰った榎本弥左衛門は氷川祭礼(川越まつり)の練り物として、朝鮮通信使の仮装行列(唐人揃い)を本町(現在の元町一丁目)で披露した。華やかな行列は町衆の目を引き、「唐人揃いは」祭りの定番となった。

 しかし、100年以上も前から中断されていたのであったが、

 10年前の2005年、第1回川越唐人揃いを開催によって祭りが復活した、

 単なる復活でなく、多文化共生・国際交流のテーマをもって

 一大イベントとして「川越唐人揃い祭り」が開かれるようになった。
  

   コリアン子
         第10回 パレードに参加した在日コリアンの子供たち  

 今年は、11回目の開催であり、

 来年の高麗郡建郡1300年の記念する年を迎えることもあって、

 いっそう華やかな、国際色豊かな大パレードが繰り広げられるようだ。
 

  川越1
         昨年の川越唐人揃い祭り   ネットから引用








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