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2013.10.08 寒露
 今日、10月8日は24節気の一つ、寒露(かんろ)入りである。

 太陽暦を使って日常生活をするようになって、

 寒露と云う季節言葉はあまり使われなくなった。

 寒露は露が寒さによって凍る季節のことであり、

 雁をはじめ渡り鳥がやって来て、菊の花が咲き始める季節である。 

 また、鳴いていた秋の虫が巣籠りする季節であったらしい。

 ところが、この時期に露が凍るところは殆どないし、

 渡り鳥が飛んでくることも、菊が咲くには約1カ月早い、

 地球が温暖化し、気温が上がったからではなく、

 24節気の季節区分は、もともと古代中國の黄河地方の

 気温、風土を基準にして作られたものであるため

 日本の気候、風土にマッチしないのは当然と云える。

 因みに、東京の気温は北京、天津に比べて10度ほど高い。

 今年の寒露入りは、特別に蒸し暑い夏日となった、

 東京は28度、寒露の季節感からはかけ離れた気温である。

 台風24号が接近し、九州、山陰地方は暴風雨になっている。

 北海道も今年は平年より暖かく、

 日本中、夏の名残をまだ残しているような一日であった。

 午前中、瞬間的に雲の中から富士山がわずかに姿を覗かせた。

        IMG_1110.jpg
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 今日の富士山の写真はハッキリしないもので、

 期待して見てくれた皆さんにすまない気がしている。

 また同時に天気によって、富士山はいろいろな姿を見せることを

 知ってもらう機会かと、敢えて掲載した。


 寒露という季節を知らせる言葉が

 ますます薄れていくことを実感した一日であった。

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