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2012.09.18
玉川上水駅周辺の風景12
今回はあまり知られていない、少し変わった所を紹介したい。
三つの神社がある金比羅山、と云っても四国香川県にある琴平神社、
金刀比羅宮のことではない。
玉川上水駅南口から上水を上流に向かって行くと千手橋、宮の橋
三つ目に金比羅橋がある。駅から徒歩20分の距離、
この橋から上流を眺めると、左岸にこんもりした森が見える、金比羅山である。
わずか15Mの高さであるが立川市内にある唯一の山らしい。

左岸金比羅山 右岸竹林
登山口は一つ、住宅街から入り口の鳥居が見える。

金比羅山登山口
この鳥居をくぐり行くと「金毘羅山の由来」の看板があり、その右に秋葉神社の
標識と小さな祠が建っている。

金比羅山の由来の看板と秋葉神社の標識
そこから細い階段を上ると右に金比羅神社の祠、左に富士浅間神社の祠が建っている。

右金比羅神社と左富士浅間神社
したがって、この金比羅山に金毘羅神社、富士浅間神社、秋葉神社の
三つの神社があるが、小さな祠が三つ建ててあるだけだ。
あまり世間に知られないのも当然であろう。
しかし、なぜこの小さな山に三つの神社があるのか、誰しも不思議に思うので
看板に書いてある由来を読んでみる。
金比羅山の由来
立川市唯一のこの山がいつ頃築かれたのか、はっきりしていませんが
安政年間(1854-1860)に砂川村の名主砂川家が願主となり、頂上に
富士浅間神社、中段に金比羅神社、下段に秋葉神社を勧請したと伝えら
れています。この金比羅山は江戸時代に流行した富士塚ではないかとい
われています。秋葉神社は遠州(静岡県)秋葉さんにある火難・水難よけの
神として古くから知られています。近世になって徳川家康の命によりご
神体(三尺坊権現)が小田原に移され、その土地の富士浅間の神として
合祀され富士信仰との融合がはかられたわけです。秋葉神社と金毘羅神社と
が並べて祀られる例は各地に見られ富士、金比羅、秋葉の三神は互いに
関係を持ちながらこの山に置かれたといえましょう。特に金毘羅様は玉川
上水で舟運が行われ(近くに巴河岸跡)た頃、舟神様として祀られそれから
この山は金比羅山と呼ばれるようになりました。
玉川上水を散策して金比羅橋に差し掛かることがあれば、立ち寄って見てはと、
紹介しておきます。 百聞は一見に如かず。
三つの神社がある金比羅山、と云っても四国香川県にある琴平神社、
金刀比羅宮のことではない。
玉川上水駅南口から上水を上流に向かって行くと千手橋、宮の橋
三つ目に金比羅橋がある。駅から徒歩20分の距離、
この橋から上流を眺めると、左岸にこんもりした森が見える、金比羅山である。
わずか15Mの高さであるが立川市内にある唯一の山らしい。

左岸金比羅山 右岸竹林
登山口は一つ、住宅街から入り口の鳥居が見える。

金比羅山登山口
この鳥居をくぐり行くと「金毘羅山の由来」の看板があり、その右に秋葉神社の
標識と小さな祠が建っている。

金比羅山の由来の看板と秋葉神社の標識
そこから細い階段を上ると右に金比羅神社の祠、左に富士浅間神社の祠が建っている。

右金比羅神社と左富士浅間神社
したがって、この金比羅山に金毘羅神社、富士浅間神社、秋葉神社の
三つの神社があるが、小さな祠が三つ建ててあるだけだ。
あまり世間に知られないのも当然であろう。
しかし、なぜこの小さな山に三つの神社があるのか、誰しも不思議に思うので
看板に書いてある由来を読んでみる。
金比羅山の由来
立川市唯一のこの山がいつ頃築かれたのか、はっきりしていませんが
安政年間(1854-1860)に砂川村の名主砂川家が願主となり、頂上に
富士浅間神社、中段に金比羅神社、下段に秋葉神社を勧請したと伝えら
れています。この金比羅山は江戸時代に流行した富士塚ではないかとい
われています。秋葉神社は遠州(静岡県)秋葉さんにある火難・水難よけの
神として古くから知られています。近世になって徳川家康の命によりご
神体(三尺坊権現)が小田原に移され、その土地の富士浅間の神として
合祀され富士信仰との融合がはかられたわけです。秋葉神社と金毘羅神社と
が並べて祀られる例は各地に見られ富士、金比羅、秋葉の三神は互いに
関係を持ちながらこの山に置かれたといえましょう。特に金毘羅様は玉川
上水で舟運が行われ(近くに巴河岸跡)た頃、舟神様として祀られそれから
この山は金比羅山と呼ばれるようになりました。
玉川上水を散策して金比羅橋に差し掛かることがあれば、立ち寄って見てはと、
紹介しておきます。 百聞は一見に如かず。
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