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2013.06.27
神秘的な光景14
この日、黒い雲に隠れた太陽が
姿を見せる状況では全くなかった。
ただ、雲のすき間から顔を覗かせるのではないかと、
わずかな望みにかけて、カメラを構えて待った。
しばらくすると、黒い雲の中から
ささやくような不満の声が聞こえてきた。
「地球上の人間どもは
宇宙の中で太陽だけが大事なもので、
太陽以外は必要ないかのように、
日の出だ、夕陽だ、御来光だ、
ダイヤモンド富士だ、太陽神だとか
朝から晩まで、年から年中
太陽、太陽を持ち上げ騒ぎたて、
マスコミのカメラは太陽にだけに向けられている!」
また、別の黒い雲の中から、
「そうだそうだ、人間どもは日照りがつづき、
旱魃になり、水不足になったときだけ
大変だ、大変だ雨を降らせてくれと
おれたち雲を望むが、それも瞬間的で
、日常は迷惑な存在だと思っていやがる、
まったく腹立つよ!」
その隣にあった薄い雲の中から、
「今日は、おれたちが太陽の丸い顔を歪めて、
おれたちも太陽より威力を持っていることを、
人間どもに見せつけてやろうではないか!」

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最後に声を出した白い雲から
「これだけでは、人間どもは
おれたちの威力を信用しないから
丸い顔を少しだけ歪めて、
顔色も夕日の色を白く塗りつぶそう!」

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上のような光景を見ていると、雲の中から聞こえた声が
真実のように聞こえる。
神秘的な光景や、不思議な光景は、必ず雲がからんでいる。
いろいろな変化する雲の存在があって、
太陽の有難み、尊さ、神聖な存在となりうるのだろう。
姿を見せる状況では全くなかった。
ただ、雲のすき間から顔を覗かせるのではないかと、
わずかな望みにかけて、カメラを構えて待った。
しばらくすると、黒い雲の中から
ささやくような不満の声が聞こえてきた。
「地球上の人間どもは
宇宙の中で太陽だけが大事なもので、
太陽以外は必要ないかのように、
日の出だ、夕陽だ、御来光だ、
ダイヤモンド富士だ、太陽神だとか
朝から晩まで、年から年中
太陽、太陽を持ち上げ騒ぎたて、
マスコミのカメラは太陽にだけに向けられている!」
また、別の黒い雲の中から、
「そうだそうだ、人間どもは日照りがつづき、
旱魃になり、水不足になったときだけ
大変だ、大変だ雨を降らせてくれと
おれたち雲を望むが、それも瞬間的で
、日常は迷惑な存在だと思っていやがる、
まったく腹立つよ!」
その隣にあった薄い雲の中から、
「今日は、おれたちが太陽の丸い顔を歪めて、
おれたちも太陽より威力を持っていることを、
人間どもに見せつけてやろうではないか!」


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最後に声を出した白い雲から
「これだけでは、人間どもは
おれたちの威力を信用しないから
丸い顔を少しだけ歪めて、
顔色も夕日の色を白く塗りつぶそう!」

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上のような光景を見ていると、雲の中から聞こえた声が
真実のように聞こえる。
神秘的な光景や、不思議な光景は、必ず雲がからんでいる。
いろいろな変化する雲の存在があって、
太陽の有難み、尊さ、神聖な存在となりうるのだろう。
野火止用水
小さいとき海辺で育ったものですから、雲間から海に沈む太陽を見る度に、何か解らないのですが、太陽の声を聞きました。
山やビルの上の光景は違った雰囲気ですが、書かれて居られことが実感として伝わります。
野火止用水
山やビルの上の光景は違った雰囲気ですが、書かれて居られことが実感として伝わります。
野火止用水
2013/06/29 Sat 07:48 URL [ Edit ]
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