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   ともかく、不思議で面白い光景である。

   
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   太陽が雲に隠れて、穴から光を放つと

   雲が魚の怪獣に変身して、空を泳ぎだした。

   すると、空を守っていた竜のような怪獣が、 

   大きな口を開けて威嚇した、

  「神聖な天界に下海からやってくるとはもってのほかだ、

   これ以上登ってくると、かみ殺すぞ」

  「何をいう、空は誰のものでもない、俺は海より広い宇宙を

   泳ぎ周りたいだけだ、俺の体を咬んだら、

   お前の口は棘で血だらけになるぞ」

   一触即発の状態にあった、ちょうどそのとき、
   
   雲に乗ってやってきた孫悟空が仲裁に入った
 
  「よせよせけんかはいかん、血の雨が降ると地球上の人間が困るぞ」

   孫悟空もこわいのか、背をむけたままだ。

   孫悟空は、先に見えた観音様の使いであることを知って、

   魚の怪獣も、竜の怪獣も争いをやめて、

   それぞれのところに静かに消えていった。


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   何ごともなかったように空は夕日につつまれ、
 
   観音様、孫悟空、八戒の乗った雲だけが浮かんでいた。
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