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     金銅日月飾宝冠思惟像
 (こんどうにちげつほうかんしいぞう)

   img031.jpg
    高さ83cm 6世紀末 
  ソウル国立中央博物館 国宝

 朝鮮の三国時代(高句麗・百済・新羅)の仏像が2体残されている。
 大型の金銅日月飾宝冠思惟像がその一つである。
 日帝時代、「慶州の無名の古寺で発見された」とも、「忠清道の寺庵で発見された」ともいわれるが、日本の骨董商によってソウルの骨董市場に高額の価を付けられ出品された。
  あまりに貴重な仏像の出現は官憲の注目するところとなり、公的な博物館への寄贈形式で譲渡されることになった。
 穏やかに微笑を浮かべたお顔、豊かな頬のために大きめの顔は四角形に近い。
冠は珍しい太陽と三日月を中心に飾られている。
 像全体がしなやかな丸みのある曲線につつまれて、その底に強靭な力がみなぎっていることである。
 両肩にかかる天衣は、左右に美しい曲線を作って鋭く突き出し、胸から腰に穏やかな曲線をえがきながら、裳裾は右足ではS字の文様をえがき、左に垂れる左足ではU字の文様を反復している。
 この身体の柔軟で力強い動態と天衣の織りなす構成的な調和、さらにX線の撮影によると、大きな像であるにもかかわらず、金属の厚さは2~4ミリに過ぎないという。
 これらは高句麗の総合的な国力から来るものではなかろうか。
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